ピンクリボン月間



乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進することなどを目的として世界規模でおこなわれている啓発キャンペーン・ピンクリボン運動。今週はピンクリボン月間だそうです。(YOKOさんのブログで知りました(^_^;)



http://www.j-posh.com

10月16日は日曜日ですが全国各地でマンモの検診が受けられれます


乳がん死亡者数は全国交通事故死者数(2010年:4,863人)の2倍以上



乳がんは早期で見つかれば助かります

早期発見が可能な「マンモグラフィー検査」を受けましょう!

超短編小説



世界で一番短い小説というものがあるんだそうだ。

ジャンルでいうと超短編というらしく、最近は流行っているらしい。


著者は2002年に81歳で亡くなったアウグスト・モンテローソ(Augusto Monterroso Bonilla)というグアテマラ人作家。

ふつうの長さの作品は1つだけで、あとはすべて超短編という、生涯を通して短編形式を完成させた人なんだそうだ。

 

    

  

『ディノサウルス』

 目を覚ましても、ディノサウルスはまだいた。



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深い...

生きることについて  ナジム・ヒクメットの詩



生きることは笑いごとではない

あなたは大真面目に生きなくてはならない

たとえば

生きること以外に何も求めないリスのように

生きることを自分の職業にしなくてはいけない



生きることは笑いごとではない

あなたはそれを大真面目にとらえなくてはならない



大真面目とは

生きることがいちばんリアルで美しいと分かっているくせに

他人のために死ねるくらいの

顔を見たことのない人のためにさえ死ねるくらいの

深い真面目さのことだ



真面目に生きるということはこういうことだ



たとえば人は七十歳になってもオリーブの苗を植える

しかもそれは子供たちのためでもない



つまりは死を恐れようが信じまいが

生きることの方が重大だからだ



この地球はやがて冷たくなる

星のひとつでしかも最も小さい星 地球

青いビロードの上に光輝く一粒の塵

それがつまり

われらの偉大なる星 地球だ



この地球はいつの日か冷たくなる

氷塊のようにではなく

ましてや死んだ雲のようにでもなく

クルミの殻のようにコロコロと転がるだろう

漆黒の宇宙空間へ



そのことをいま 嘆かなくてはならない

その悲しみをいま 感じなくてはいけない

あなたが「自分は生きた」と言うつもりなら

このくらい世界は愛されなくてはいけない



出所:


D




N^azim Hikmet

http://en.wikipedia.org/wiki/N%C3%A2z%C4%B1m_Hikmet



(今日もまだシンキ臭い感じ...いやだわ。わたしったら)

一席のお茶



台風が新潟にもやってくるという日の前日の話。


憧れのスリランカ王子様もスリランカへ戻ってしまったし、

私の今年も夏と一緒に終わりだななどと考えていたら、

パスポートの更新をしなくてはいけないということに気がついた。


あやうくわすれるところだった。

提出用の証明写真も中国で(安いから)撮ってきていたんだった。


大風と大雨の中、市役所にとぼとぼ申請にいく。

すると、係のおねいさんは、写真が小さいので出直してこいという。

ぴったりのサイズで確認済みだったのにと意義を申し立てたら、

小さいのは写真のサイズではなくて

『お顔』が小さいという。

小さいのは、あんたの顔じゃなくて、

写真の中の顔のサイズが規定より2ミリ(!)小さいんですよ、と強調する。




おねえさんは地図を描いてその中の1点に☆印をつけた。

『何も言わなくてもこの写真屋で撮影してくれますよ。』



また大雨の中、とぼとぼと歩いてそこに向かった。


死んでいる商店街。

どこもかしこもシャッターが下りている。

たまにあいている商店の中には商品がない。



フジフィルムの緑の旗が立っているところが

その写真屋のようだった。


中に入って、写真を撮りたいと申し出ると

店の中でラーメンを食べている男が『5分でできますよ』と

カメラの準備を始めた。


写真屋のはずなのに、大小さまざまなアンプとスピーカー

それに膨大なCDやレコードが積み上げられていた。


撮影の準備ができましたと

つれていかれた場所は、店の奥にある台所。

人目でお母さんのいないオトコ所帯とわかる。

にんにくとラーメンが重ねておいてあるテーブルの上に鏡があった。

そこでちょっとだけ髪を直す。


その日は写真を撮るつもりも

人にあう予定もなかったので、すっぴんの上に

髪の毛が将棋の羽生さんのようになっている。

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『はい。撮ります。パシャパシャ』

以上で2枚1500円なり...高い。

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左が2枚で1500円、右は6枚で400円

(かつらのようですが、かつらではありません)




今日の本題はここから。

写真ができあがるのを待っている間、

店の中のテーブルに座っていたら、

台所の奥から、おじいさんが現れて

お茶を立ててくれた。しゃかしゃかとちゃんと入れる抹茶。



近くに玉川堂(http://www.gyokusendo.com)の本社もあるし、

この辺の人は普通のことなのかもしれない。

我が家ではない、残念ながら。


そのお茶がほんとうにおいしくて

台風の日の低気圧に打ち破られそうな

気分をパッとはらってくれました。


ちょっと前に青森の『森のイスキア』の記事を読んだばかりだったので

(そこでは初女さんというおばあさんが握るおにぎりで元気がでる)

元気がないときなんかは、人から料理してもらったり、

お茶を出してもらったりするのがいいんだなと実感した。



もし人の体のどこかに魂の器があるとしたらその中にエネルギーを注ぎ込むような気持ちで料理する




おじいさんの話は、

スピーカーやアンプの話(アンティークで世界中から集めたんだそうで、

一番高いのは600万円するんだと)だったので、よくわからなかったけど、

おばあさんやおかあさんがいないのはこの道楽のせいなんだろうなと想像に難くなかった。





佐藤初女さんのおむすび

http://www.ne.jp/asahi/m/mana/topic/2006hondoori/omusubi.html




初女さんのお料理

初女さんのお料理

読書の秋



最近は心身ともにシンキくさいこの頃。読書の秋。図書館で借りてくるものも仏本が主です。

超訳本なるものが流行っているようですが、心にとても響いく『般若心経』現代語訳にあいました。堀文子さんの日本画が挿絵になっています。

あとがきにある『ものを一元的に見る』ということはジェームスアレンが言ってることにも通じます。


生きて死ぬ智慧 (柳澤桂子著)


生きて死ぬ智慧

生きて死ぬ智慧


(あとがき抜粋)

私たちは原子からできています。原子は動きまわっているために、この物質の世界が成り立っているのです。この宇宙を原子のレベルで見てみましょう。私のいるところは少し原子の密度が高いかもしれません。あなたのいるところも高いでしょう。戸棚のところも原子が密に存在するでしょう。これが宇宙を一元的に見たときの景色です。一面の原子の飛び交っている空間の中にところどころ原子が密に存在するところがあるだけです。

あたなもありません。私もありません。それでもそれはそこに存在するのです。物も原子の濃淡でしかありませんから、それにとらわれることもありません。一元的な世界こそが真理で、私たちは錯覚を起こしているのです。




私のバイブル(今現在)

人生はあなたがおもいえがいたよーーになるんだって。だって世の中一元的世界。

『原因と結果』ジェームスアレン著


「原因」と「結果」の法則

「原因」と「結果」の法則