癌について知っておいた方がいいこと 3つ

スーちゃんの死は、ある人にとって時代の区切りであり
青春のおわりであり、心の支えであったアイドルとのさよならだったわけだ。
乳がんで闘病生活を送っていたことはショッキングなことだった。
天国で被災者の面倒を見るといってくれたスーちゃん。
スーちゃんがなぜ黙って逝ってしまうことになったか。
なんとなくわかる気がする。



癌体験者と世の中の人の中には認識に大きな隔たりがある。
それは自分の身に起きてみるまでわからないことなのかもしれない。
がん治療に当たっている医療関係者は日々増加する患者の対応に追われ
まだがんになっていない人たちを気にかける余裕もない。
がんセンターは何年も前から野戦病院のようだという。

         
①癌は他人事ではない
 世界トップクラスの癌大国 日本。
2人に1人は癌になって、3人に1人は癌でなくなる。

自分だけは違うと思っていないで、いつかは癌になると思っていたほうがいい。
癌は細胞のコピーミスから生まれる。
60兆もの細胞があるわけで、どうしてこんなに巨大化する必要があったかというと
たとえば、5,6個の細胞しかない場合、異端の存在は全体の存在にかかってくるわけで
人間のやることには間違いが起きるということを細胞レベルも準備して、
そういうものを認めうる存在になるために人間の細胞はここまで巨大化した。
がん細胞はだれでもがもっているということです。


②特効薬は『がん検診』しかない
最近は癌患者とは呼ばずに癌体験者と呼ぶそうです。それだけ癌サバイバーが多いということです。1−2センチ程度の早期がんで発見されば90%が完治します。
ただし早期がんのうちに発見できる時間はたったの1〜2年しかないので要注意!


虫歯にならないように歯を磨くように
癌で死ぬことを防ぐためには『がん検診』を毎年1回受診するしかありません。
早期発見は症状が出てから受けることではなく
症状がないうちに定期的に検査することが大事です。
40過ぎたら自分の身体は自分で責任もつように。



生活習慣改善+がん検診



③『癌=終わり』ではない
癌だけでは死なない。癌細胞が増えすぎたり、治療に疲れ果てた臓器が不全になって死に至る。
『余命』と聞くと暗いが、あくまでも人生の一部。
延長戦をプレーしていると思えばいい。
癌なんかに自分をコントロールさせない。
自分の人生の主人公は自分だ。
スーちゃんもきっとそんな気持ちだったに違いない。


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これからは、明日自分がなにをしているかを想像できない時代になる。個室か、大部屋か、自宅か、それとも外で働いているのかさえわからない。したがって、自らを知ることに責任を持たなければならない。
(ドラッガー)